今年の快挙

 私の周りでの特筆すべき今年の出来事といえば、“NPOシェイクハンド吉舎”を通じての友である永山洋子さんの「日本百名山登頂達成」の快挙です。

 これは実に約20年かけての達成で、最後の帆尻岳(北海道)は悪天候などで3年がかりとなり、ようやく今年9月1日に登頂を果たし、ついに100名山完全登破を成し遂げられたものです。

人間というものは、76歳にして、楽しんでこのようなことが成し遂げられる人もいれば、70歳でもうすっかり老けこんで敬老会しか楽しみがないような人もおり、その差には考えさせられます。

気力体力とかよく言われますが、一番は「気持ちを若く持つ」ことではないでしょうか?

 この永山さんほどのことは出来ないにしても、普段の地域活動などは十分やれるはずです。若者は仕事でなかなか時間がとれませんが、高齢者といわれる人達は多くの方が仕事からは退いておられて時間はたっぷりあるはずですよね。「気分を若く持って」社会活動に参加されれば、過疎で衰退するばかりといわれる町も、みんなの力で少なくとも「素敵な過疎の町」には出来るのではないかと思う年の瀬です。

 

 人に喜んでもらえるようなことを無償で行うことは、やってみると、実に楽しくやりがいのあるものです。

という私自身も、これまで「他のことなど無関心・世間地域など無関係」の人生を送ってきましたが、ふとしたことから「利益目的ではなく、社会のためになると思う行動・活動を無償でする」ことをしてみて、ようやく自分自身の心の安らぎと言うか気持ちの充実とも思えるものを得たように感じています。

高齢者と思っている人達も「気持ちを若く持って」再び社会に出て「人のための活動」をすれば、気分も充実し心も安らぎ、きっと健康で若々しく過ごせると思いますが、如何でしょうか? 自分自身を高齢者と思っておられる方々は。

 

永山さんの100名山登破の中国新聞の記事を下記転載しました


<展示風景>
2017年12月30日